焼酎墓(しょうちゅうはか)
酒好きの人間であったことを思わせる戒名や、墓石の笠が盃であるなど、焼酎文化を伝える墓。人吉球磨で10数基発見されている。発見済で最古のものは、宝暦3年(1753)であり、その建立は明治年間までに集中する。初期のものは、自然石や方柱石に「酒」の字が入った特徴的な戒名が付くものである。次に笠石が盃をひっくり返した形に徳利型の支柱を持ち、戒名に「酒」が入る最も特徴的なものが登場する。さらに墓石ではなく水盤などに徳利を彫刻するようなものが出現し、大きくこの3つに分類される。人吉球磨の焼酎文化の一つであり、酒好きの故人を偲び、ある種のユーモアが表現された墓である。
【住 所】
【電 話】0966-22-2324(人吉市歴史文化課)
【営業時間】
【定休日】
【WEB】
【Wi-Fi】
【駐車場】
【最寄の駅・(バス停)】
【その他】日本遺産