百太郎溝(ひゃくたろうみぞ)

百太郎溝は熊本県の東南部に位置する、多良木町、あさぎり町、錦町を受益地とし、幹線水路延長約19㎞の灌漑用用水路です。百太郎溝の開削は5回にわたって行われ、開削の始まりは定かではありませんが、現在百太郎公園に保存されている旧大堰の取水樋門から推測して、恐らくすでに鎌倉時代には始まっていたと言われており、百太郎という人物が人柱となって大堰の基礎が定まったという「人柱伝説」が今も語り継がれています。百太郎溝の完成は、宝永7年(1710)8月20日と記され、藩の援助も特別な指導者もなく、子供からお年寄りまで総出の手掘りという、いわば農民の血と汗の結晶で掘り進められた工事の末完成しました。尚、平成13年に「疏水百選」、平成27年に「日本遺産」に選ばれ、平成28年にはICID国際かんがい排水委員会から「世界かんがい施設遺産」に認定・登録されています。

【住 所】〒868-0501 熊本県球磨郡多良木町多良木1110−1
【電 話】0966-42-2075(百太郎溝土地改良区)
【営業時間】8:30~17:00
【定休日】土日祝日、12月29日~1月3日
【料 金】土地改良区の施設案内をご希望される場合は、ガイド・資料代を含めお一人様500円。施設案内がご不要の場合は無料。
【WEB】https://www.facebook.com/hyakutaroumizo/
【Wi-Fi】
【駐車場】有り
【最寄の駅・(バス停)】くま川鉄道 多良木駅 徒歩10分
【その他】日本遺産

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